So-net無料ブログ作成
  • ブログをはじめる
  • ログイン

日本の水産予算は少ないのか

 水産予算で資源管理に充てられてきた予算は去年(2017年度)は43億円でした。これでは十分に科学的調査が行えないとして60億円にすべきと概算要求しましたが、ばっさり削られて微増の46億円にとどまりました。水産予算全体のなかで3%を占めるに過ぎません。これについては資源管理を担当する水産庁及びその他の機関の関係者からも「これで良いのか」との大きな不満の声が聞こえてきます。日本の水産予算は1700億円で、うち約4割の700億円が漁港整備といった公共工事予算です。

FY2018 fisheries.jpg

 では、日本は漁業に対して投ずる政府のお金は他国に比べて少ないのでしょうか。それとも多いのでしょうか。もし絶対額が少ないとすれば、1700億円という水産予算を増額する必要性が検討されるべきでしょう。

 政府が漁業部門に対してどの位お金を投じているのかに関しては、OECDが加盟各国等を統計を集めています。そのグラフが以下のものです。

fisheries support.jpg
【OECD加盟各国等の漁業助成(fisheries support)*。出典:OECD, "Fisheries support" https://data.oecd.org/fish/fisheries-support.htm

 日本は米国に次いで政府から漁業に対して流れるお金の額が多いことがわかります。このことから、問題は絶対額なのではなく、それをどのように配分するのかが問題ではないか、ということが示唆されるのではないかと思われます。

* OECD統計での定義は以下の通り。"Fisheries support is defined as the financial transfers from governments to the fisheries. The support consists of direct revenue enhancing transfers (direct payments), transfers that reduce the operating costs, and the costs of general services provided to the fishing industry.

nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

Facebook コメント